すべての源流は、創始者である谷口雅春の教えをどのように継承するかという一線にある。かつて右派保守派の聖典とされた思想的遺産は、三代目の総裁である谷口雅宣のもとで大きく舵を切られた。現教団が推進するのは「脱原発」や「自然環境との調和」を掲げた環境主義運動だ。この急激なリベラル化が、創始者直系の血脈や古参幹部との間に激しい摩擦を生んだ。
教団本部の山梨県移転と「エコロジー」へのシフトに対し、創始者の「愛国・国家至上主義」を重んじる旧来の勢力は「先代の教えに対する背教行為だ」と猛反発。創始者の血を引く親族の一部や古参信者たちが教団本部と決定的に対立し、双方が正統性を主張し合う事態へと発展した。