東海道新幹線が完全に運休した場合の代替移動ルートとして、東京〜新大阪・京都間を結ぶ「北陸新幹線経由」や「航空便」が選択肢に浮上します。しかし、台風災害時における迂回ルートには明確なキャパシティの限界が存在します。
まず、北陸新幹線(かがやき・はくたか)を利用して東京から敦賀を経由し、在来線特急(サンダーバード等)で京都・大阪へ抜ける迂回ルートは、東海道新幹線の輸送力(1日約45万人)に対して座席供給量が圧倒的に不足しています。さらに、台風の進路によっては北陸エリアや湖西線(琵琶湖西岸)も強風で運休となるリスクが極めて高い点に警戒が必要です。
また、新幹線が運休した際の「振替輸送」は、原則として並行する在来線や一部私鉄に限定され、航空会社や北陸新幹線への無料振替輸送は行われません。自費で別ルートを確保する場合は、追加コストと移動所要時間(北陸経由は約4時間半〜5時間)を天秤にかけ、本当に当日中の移動が必須であるかを冷静に精査すべきです。