若手芸人が台頭し、ショート動画やTikTokを中心とした一発芸がもてはやされる現代において、爆笑問題のスタイルは極めて異彩を放っている。彼らが主戦場とするのは、その日に起きたニュースを即座にネタへと昇華させる「時事漫才」だ。社会問題や政治家のスキャンダルを真っ向から笑いに変える話芸は、お笑い芸能界においても唯一無二のポジションを築いている。
「誰かの顔色を窺う笑いは本物じゃない」。かつて太田光が語ったその言葉通り、彼らの舞台は常に真剣勝負だ。後輩芸人たちからも「爆笑問題さんの漫才を見ると、お笑いの原点を思い出させられる」と尊敬を集める。どれほど売れても劇場やライブの出番を大切にし、生のお笑いを届け続ける姿勢が、後進たちへの強いメッセージとなっている。