ドラム式洗濯機の一人暮らしは後悔する?サイズ・電気代の真相と選び方に関するポイントを徹底的にまとめました。最新データをご覧ください。
ドラム式洗濯機を選ぶ上で、後悔を防ぐ最大の分岐点となるのが「乾燥方式の違い」です。ドラム式の乾燥システムは大きく分けて、温風をヒーターで温めて衣類に吹き付けるヒーター乾燥式と、除湿機のように熱交換を行って低温風で優しく乾かすヒートポンプ式の2種類が存在します。
一人暮らし向けの手頃なエントリーモデルにはヒーター式が多く採用されていますが、毎日のように乾燥機能を使う場合、電気代の差が累積して家計に跳ね返ってきます。ドラム式洗濯機の一人暮らしにおける電気代とランニングコストの実態を比較したのが以下の検証データです。
乾燥方式・製品区分詳細・数値データ(1回あたり)本体実勢価格・電気代相場編集部の見解・評価ヒートポンプ式ドラム
(パナソニック・東芝等)消費電力量:約600〜900Wh
乾燥時間:約90〜120分
衣類ダメージ:極めて低い電気代:約20〜28円/回
本体価格:22万〜35万円前後初期投資は高額だが、毎日乾燥機能を使うなら最有力。衣類の縮みが少なく省エネ性能は最高峰。ヒーター乾燥式ドラム
(シャープ等コンパクト型)消費電力量:約1600〜2000Wh
乾燥時間:約150〜180分
衣類ダメージ:やや高い(高温)電気代:約55〜75円/回
本体価格:13万〜18万円前後ドラム式洗濯機の一人暮らしにおけるコスパを初期費用重視で抑えたい層向け。週2〜3回の使用なら経済的。縦型洗濯乾燥機
(ヒーター乾燥機能付き)消費電力量:約1800〜2300Wh
乾燥時間:約180〜240分
シワ残り:やや多め電気代:約60〜85円/回
本体価格:9万〜15万円前後乾燥機能は梅雨時や急ぎの補助用途に限定される。日常的に洗濯〜乾燥まで任せる運用には不向き。標準縦型+自然乾燥
(乾燥機能なし)消費電力量:約60〜90Wh
干す作業時間:約15〜20分/回
天候・湿度に左右電気代:約2〜3円/回
本体価格:3万〜6万円前後金銭的コストは最小だが、干す・取り込むという時間的コスト(タイパ損失)が最も大きい。
経済産業省の省エネ性能データや家電各社の公表スペックを精査すると、毎日1回乾燥まで回した場合、ヒートポンプ式とヒーター式では年間で約1万5,000円〜2万円以上の電気代差が生じます。本体価格の差額が約8万円程度であれば、4〜5年の使用でランニングコストが逆転する計算です。「毎日気兼ねなく乾燥機を回して家事をゼロ化したい」と考えるなら、初期費用を奮発してでもヒートポンプ式を選択するのが賢明な投資となります。