運命の一日は、予想どおりの波乱とサプライズで幕を開けた。注目の1位指名では、大学屈指の大型ショートや最速150キロ超を誇る即戦力左腕を巡り、複数球団の小槌が激しく交錯。くじを引き当てた指揮官のガッツポーズが、会場の空気を一変させた。
支配下指名はもちろん、近年ますます重要度を増している育成ドラフトでも熱いスカウティング戦が繰り広げられた。層の厚みを狙う球団、一発回答のロマン枠を狙う球団。それぞれの球団ビルディングの思想が浮き彫りになっている。
全指名結果の概要は以下の通りだ。
【セ・リーグ 支配下・育成指名一覧】
■読売ジャイアンツ
1位:即戦力投手(競合獲得)
2位:強打の内野手
3位:俊足巧打の外野手
4位:高校生右腕
育成:1位〜4位(独立リーグ出身者を中心に素材型を獲得)
■阪神タイガース
1位:大学No.1本格派左腕
2位:高校生大型スラッガー
3位:中継ぎ適性の高い右腕
4位:守備職人内野手
育成:1位〜3位(将来性豊かな高校生投手中心)
■横浜DeNAベイスターズ / 広島東洋カープ / 東京ヤクルトスワローズ / 中日ドラゴンズ
各球団ともに1位指名では補強ポイントに合わせた即戦力投手を指名。下位指名では高校生のスケール豊かな大器を確保した。
【パ・リーグ 支配下・育成指名一覧】
福岡ソフトバンクホークス、北海道日本ハムファイターズ、千葉ロッテマリーンズ、オリックス・バファローズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、埼玉西武ライオンズの6球団も、将来の軸となるスラッガーや、チームの弱点をピンポイントで補強する指名を完遂。育成指名枠を含め、総勢100名を超える新たな才能が誕生した。