Netflixで配信され世界的な物議を醸した話題の作品What the Healthをご存じだろうか。現代の医療システムや食品産業の裏側に切り込んだこの医療・健康ドキュメンタリーは、過剰な酪農製品の摂取が人体や生活習慣病に与える影響について多角的な視点から疑問を投げかけた。
作中では、公衆衛生のガイドラインや健康キャンペーンが、特定の産業界からのロビー活動や経済的利害によって歪められている危険性が告発される。「牛乳を飲むほど骨が丈夫になる」という長年のドグマに対し、疫学データを示しながら反論を試みる映像表現は、世界中の視聴者に食の安全と自身の体質への問い直しを促した。日本においても、行政や学校教育で推奨されてきた食生活を見直すきっかけとして、こうした海外ドキュメンタリーの存在感は増している。