国境を越えた旋風の中心にあるのが、1984年に発表された楽曲「PLASTIC LOVE」だ。竹内まりやが作詞・作曲を手掛け、山下達郎がプロデュースおよび編曲を担当したこの名曲は、リリースから数十年を経て海外のDJやリスナーの間で突如として爆発的な人気を博した。
都市の孤独と虚無感を洗練されたリズムに乗せて歌い上げる世界観は、世界規模でのシティ・ポップ再評価ムードの象徴となった。アナログレコードの緻密な音響設計と時代を超越したメロディライン。山下達郎のアコースティックな感性と電気的サウンドの融合が、現代のデジタルネイティブたちの耳を捉えて離さない。