日本の住まいづくりの頂点を牽引してきた三井不動産レジデンシャルが、このプロジェクトに注ぎ込んだ熱量は並大抵ではない。単なる高級マンションの量産から脱却し、街の景観そのものを変革する次世代のフラッグシップを創出する。その並々ならぬ覚悟が、建物の細部にまで張り詰めた緊張感として結実している。
近年の都市開発・不動産業界では、効率重視の均質なタワーマンションが乱立してきた。そうした風潮に対するアンチテーゼとして、クラフトマンシップと唯一無二の個性を前面に打ち出した今回の試みは、ディベロッパー各社にとっても大きな刺激となっている。街のランドマークとしての誇りと、住まい手のプライバシー保護という相反する課題を、極めて高い次元でクリアしてみせた。