実際に家庭でプラスチックパーツを白く蘇らせるための、確実で安全な施工手順をステップ順に解説する。
ステップ1:パーツの分解と事前洗浄
まず、黄ばみを取りたい機器の外装プラスチックパーツを取り外す。内部の基板、配線、金属製のネジやスプリングなどは必ずすべて取り外すこと。過酸化水素水に金属が触れると、激しい化学反応を起こして腐食する危険がある。取り外したプラスチックパーツは、あらかじめ中性洗剤で水洗いし、表面の皮脂やホコリを完全に落として乾燥させておく。
ステップ2:漂白液への浸け置き、またはパック
透明なポリプロピレン製容器やジッパー付き保存袋にパーツを入れ、「ワイドハイターEXパワー」などの液体酸素系漂白剤の原液をパーツが完全に浸かるまで注ぐ。パーツが浮き上がらないよう重石などで沈めるのが均一に仕上げるコツだ。
エアコンのルーバーなど容器に入り切らない大型パーツの場合は、液体酸素系漂白剤を含ませたキッチンペーパーをパーツ全体に密着させ、その上から食品用ラップを隙間なく二重に巻いて乾燥を防ぐ「湿布方式」が有効である。
ステップ3:日光浴(紫外線照射)による反応促進
容器やパックしたパーツを、直射日光がしっかりと当たる屋外やベランダに設置する。日照条件にもよるが、晴天の日に1日から3日ほど日光浴をさせる。途中でパーツの向きを変えて、全体に均等に紫外線が当たるように調整する。天候に左右されたくない場合は、365nm〜395nm程度のUV-LEDライトを照射しても同様の効果が得られる。
ステップ4:水洗いと完全乾燥
プラスチックが本来の白さに戻ったことを確認したら、容器から取り出して水道水で徹底的に洗い流す。薬剤が残っていると変質や肌荒れの原因になるため、流水でしっかりとすすぎ、日陰で完全に乾燥させてから元の機器へと組み立て直す。