タワーが位置するのは、秋田県中西部に位置する潟上市。広大な敷地を誇る「道の駅てんのう(天王グリーンランド)」の敷地内に鎮座している。エレベーターを一気に最上階まで上がると、そこには息をのむような視界が広がる。
西側には見渡す限りの日本海と男鹿半島の勇壮な山並み。東側に目を転じれば、かつて日本第二の湖であった八郎潟の干拓地と、遥か奥羽山脈の稜線が連なる。晴天時には南方に鳥海山の秀峰までくっきりと浮かび上がる。足元から天井近くまで広がるガラス窓の前に立つと、まるで空中に投げ出されたかのような浮遊感を覚えるはずだ。近年注目を集める「展望タワー・建築観光」の文脈においても、これほど遮るもののない大パノラマを誇る構造物は国内屈指と言っていい。