オカルトファンや歴史愛好家の間で根強い人気を誇るのが、徳川幕府の埋蔵金の在り処を示した暗号歌(かぞえ唄)説です。
この説では、「籠の中の鳥」を日光東照宮に鎮座する徳川家康の遺骸や見張り役に見立てます。「鶴と亀」は東照宮の境内に実在する鶴と亀のブロンズ像を指し、ある特定の日(朝日が昇る瞬間など)にその像の影が指し示す方向の「後ろの正面」に、幕府の莫大な財宝が埋められているという筋立てです。
江戸幕府のブレーンであった天海僧正(明智光秀同一人物説)が仕組んだ暗号とするフィクションも多く存在しますが、学術的な根拠はなく、近世以降の浪漫小説やテレビ特番によってドラマチックに脚色されたエンターテインメント解釈といえます。