まず大前提として、国が主導した「マイナポイント事業」は、第1弾(2026年9月〜2026年3月)と第2弾(2026年1月〜2026年9月)の2段階で実施された。第2弾では、マイナンバーカードの新規取得で最大5,000円分、健康保険証としての利用申込みで7,500円分、公金受取口座の登録で7,500円分、合計最大20,000円分のポイントが付与された。この数字は間違いなく事実だが、公式発表資料を精査すると、新規申込受付は2026年9月30日で完全に終了している。つまり2026年現在、「マイナポイント第2弾の申請期限はいつまでか」という問いに対する正しい答えは「すでに終了している」であり、「これから申し込める」と説明する情報はすべて制度終了前の古い記事か、誤った理解に基づくものだ。
デジタル庁が公表した最終的な実績データによると、マイナンバーカードの交付枚数は2026年時点で全人口の約77%に達している。普及率だけを見れば「国民の4人に3人が保有」という水準であり、一見すると順調に進んだ政策に見える。しかしポイント付与を目的としたカード取得が一巡した反動もあり、ここ数年は普及率の伸びが鈍化。保険証利用の登録率も、政府が目標とする水準には届いていない。現場の市区町村窓口では「カードを作ったものの、その後の手続きをしていない」という住民の相談が後を絶たないという。