香川県内のハイウェイグルメにおいて、不動の知名度を誇るのが「津田の松原SA うどんバーガー」です。炭水化物に炭水化物を重ねるという一見すると無謀なアプローチでありながら、2011年の「ご当地バーガーグランプリ」で全国2位を獲得して以来、ブームにとどまらないロングセラーを確立しています。
その実態を紐解くと、奇抜な見た目を裏切る極めて計算された味覚設計に行き着きます。鉄板で香ばしく焼き固められた讃岐うどんのパティに絡むのは、生姜をピリリと効かせた特製しょうゆタレ。そこにジューシーな鶏肉パティ、ネギ、かつお節、そして絶妙な火入れの半熟目玉焼きが重なり、頬張った瞬間に「讃岐うどんのぶっかけ冷やし」を口いっぱいに再現したかのような調和が広がります。ジャンクフードの骨格を持ちながら、出汁と薬味の清涼感が見事に同居している点が、リピーターを惹きつけてやまない理由です。
ただし、現地を訪れる際に最も注意すべきは販売スケジュールです。基本的に「さぬきうどんバーガー 販売時間 土日祝」となっており、平日は取り扱いがありません。販売開始は午前10時30分〜11時前後からスタートするのが通例ですが、連休中や行楽シーズンには焼き上がりと同時に行列ができ、午後早い段階でその日の予定数が完売となるケースも珍しくありません。確実に手に入れたい読者は、休日の午前中を狙って立ち寄るドライブルートの策定が必須となります。