長瀬智也さんが芸能界入りを果たしたのは1990年代初頭、当時わずか10代前半のことでした。姉が履歴書を送ったことがきっかけと語られていますが、事務所関係者が一目見てその類いまれなビジュアルと華に驚嘆したという逸話は、ファンの間でも語り草となっています。長瀬智也 ジュニア時代は、まだあどけなさを残しながらも、すでに完成されたシャープな骨格と涼しげな目元で群を抜くスター性を放っていました。
1994年、15歳でTOKIOのシングル「LOVE YOU ONLY」のセンターボーカルとしてCDデビュー。TOKIO デビュー当時の映像を振り返ると、中性的な透明感と長い手足を活かしたダイナミックな佇まいが同居しており、まさに「正統派の美男子」そのものでした。当時のアイドル誌のグラビアや音楽番組に出演するたび、視聴者からは「少女漫画からそのまま飛び出してきたような美少年」と絶賛を浴びる存在だったのです。
その端麗な容姿を決定づけたのが、1996年に放送されたフジテレビ系ドラマ『白線流し』での大河内渉役です。昼は町工場で働き、夜間定時制高校に通う孤独な青年という陰のある役どころを見事に演じ切りました。白線流し 長瀬智也の繊細で憂いを帯びた表情は、お茶の間の心を強く揺さぶり、アイドルという枠を超えた本格派俳優としての評価を確立する決定打となりました。