世界中のファンに大きな衝撃を与えたのが、2018年頃にチベットの寺院を訪れた際に撮影された「激やせして80代の老人のように見える写真」でした。背筋を丸め、スタッフに支えられるように歩く姿から「車椅子生活を余儀なくされている」「不治の病ではないか」といった憶測が一気にネット上を駆け巡りました。
この激やせの直接的な理由は、2010年に診断を受けた「甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)」の闘病と治療に伴う副作用です。甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで代謝が異常に高まり、安静時でも激しい運動をしているような心拍数になるため、急激な体重減少や動悸、筋力の低下を引き起こします。さらに、医師から激しい運動を厳格に制限されたことや、ホルモン剤の服用による体型の急激な増減が重なったことが真相でした。
加えて、10代の頃の『少林寺』撮影時に負った右膝靭帯断裂をはじめ、数々のアクション現場で繰り返してきた脊椎や足首の重傷という「肉体の酷使の蓄積」が、姿勢の歪みとして現れていました。
しかし、近年の公式Instagramや微博(Weibo)、公のイベントで公開されたジェット・リーの最新画像では、当時の衰弱した印象は完全に払拭されています。ふっくらとした健康的な顔つきと黒髪、力強い眼光を取り戻しており、関係者によると「適切な投薬治療とチベット仏教の瞑想修行によって、心身のバランスが非常に良好な状態に保たれている」と報告されています。