島田選手のスケート人生を語る上で欠かせないのが、トリノ五輪銀メダリストである名匠ステファン・ランビエールコーチの存在です。2017年春、15歳でスイス・シャンペリーの「Skating School of Switzerland」へ拠点を移した島田選手は、ランビエール氏の芸術的遺伝子を最も純粋に受け継ぐ愛弟子として育ちました。
ランビエール氏が教えるのは、単なる技の成功ではなく「音楽を身体全体で奏でること」です。リンクサイドで誰よりも情熱的に島田選手の演技を見守り、歓喜と涙を共にする姿は国際映像でも度々クローズアップされ、世界中のスケートファンの胸を打ちました。
また、同門の後輩であり良き兄貴分でもあった宇野昌磨さんとの関係性も特筆に値します。シャンペリーのリンクで共に高め合い、過酷な練習の合間には談笑を交わす2人の姿は、殺伐としがちなトップアスリートの世界において特別なリスペクトで結ばれた絆として広く知られています。宇野さんの現役引退後も、コラントッテ主催イベントなどで見せる軽妙なやり取りには、互いへの深い信頼が滲み出ています。