自然界のダンゴムシは腐植質を中心とした食生活を送っていますが、飼育下では驚くほど多様な食材に強い食いつきを見せます。飼育愛好家や研究者の観察データをもとに、食いつきと栄養面を兼ね備えたダンゴムシ好物ランキングを整理しました。
第1位:乾燥落ち葉(広葉樹)・朽ち木
自然界における完全な主食です。特にサクラ、ケヤキ、クヌギ、コナラなどの広葉樹の落ち葉を好みます。茶色く枯れて適度に湿り気を帯び、微生物によって繊維が柔らかくなった状態の葉を好んで削り取るように食べます。一方で、イチョウやマツなどの針葉樹、油分の多いクスノキの葉は忌避する傾向があります。
第2位:人参・カボチャ(緑黄色野菜)
生野菜の中でも特に人気が高いのが人参とカボチャです。適度な糖分と水分を含み、傷みにくいため飼育ケース内を汚しにくいメリットがあります。与える際は薄切りや小さめの乱切りにすると、多くの個体が一斉に群がる様子を観察できます。
第3位:かつお節・煮干し・乾燥赤虫(動物性タンパク質)
ダンゴムシは植物質だけでなく、死んだ虫の死骸なども食べる雑食性です。ダンゴムシかつお節への食いつきは凄まじく、ケースに入れた瞬間に匂いを感知して集まってきます。後述する共食いを防ぐための必須栄養素でもあります。
第4位:卵の殻・ボレー粉・カトルボーン(カルシウム源)
硬い外骨格を維持し、定期的な脱皮を無事に成功させるために欠かせない食材です。ダンゴムシ卵の殻の内側にある薄皮を取り除き、すり鉢などで細かく砕いて与えると、活発に摂取します。
第5位:きゅうり・キャベツ・りんごの皮
水分補給を兼ねたおやつとして優れています。きゅうりは水分が95%以上を占めるため食いつきが良い反面、腐敗やカビの発生スピードが極めて速いため、投入後24時間以内に食べ残しを取り除く必要があります。