SNSやコミュニティサイト上における猫が寄ってくる音に対するネットの反応を定性的に調査すると、個体ごとの性格や生育環境によって興味深い傾向の差異が浮き彫りになります。
肯定的な検証報告として最も多く見られるのは、「2階で寝ていたはずの猫が、動画を再生した瞬間に階段を駆け下りてきた」「何をしてもキャリーバッグに入らなかった子が、音で誘導したらすんなり入ってくれた」という猫が寄ってくる音の効果を実感した声です。特に避妊手術を受けた経験のある大人のメス猫や、好奇心旺盛な1〜3歳の若齢期の猫において、子猫の鳴き声に寄ってくる現象が顕著に確認されています。
一方で、すべての猫が一様に駆け寄ってくるわけではありません。「去勢済みのオス猫は一瞥しただけで再び寝転がった」「シニア猫(10歳以上)は高周波が聞こえにくくなっているのか完全に無反応だった」という報告も多数存在します。また、「音の出所を探してスピーカーの周りを不審そうに嗅ぎ回ったあと、激しく鳴き続けて落ち着きをなくした」というように、期待通りのリアクションとは異なる戸惑いを見せる事例も少なくありません。