「どっちが右だったか忘れてしまう」という悩みを解消するために、現役の航海士や小型船舶操縦士の教習現場で実際に伝授されている代表的な覚え方を紹介します。記憶のフックを一度作ってしまえば、二度と迷うことはありません。
最も実用的で定評があるのは、「五十音順」と「文字数」を活用したロジカルな照合法です。
五十音順で比較した場合、「あ行」に近い「お(面舵)」が先頭に来ます。左右で言えば、東洋・西洋を問わず基本順序として扱われる「右・左」のうち、「右」が先に来ます。すなわち、「おもかじ=右」「とりかじ=左」と紐付ける方法です。
さらに直感的な語呂合わせとしては、以下の2パターンが現場で広く共有されています。
- 文字数一致の法則:「お・も・か・じ(4文字)」ではなく、「おも(右=みぎ:2文字)」対「とり(左=ひだり:3文字)」の音感で覚える手法もありますが、より確実なのは「おも舵=重い舵=右利きが多いから右」という身体感覚の連想です。
- ひらがなの形状連想:「と(取舵)」のひらがなは、書き始めから左側へ膨らむ曲線を描きます。そのため「『と』は左を向いているから左=取舵」とイメージで焼き付ける手法です。
小型船舶免許の学科試験や実技試験を受験する層の間でも、この「ひらがなの形状イメージ」は直感的な判断スピードを高めるテクニックとして高く支持されています。