JAF(日本自動車連盟)が発表する年間ロードサービス出動理由において、常に第1位・2位を争うトラブルが「過放電バッテリー(バッテリー上がり)」です。その主原因の多くが、駐停車時における「ライトのつけっぱなし」です。
エンジン(ハイブリッドシステム)が停止している状態では、オルタネーター(発電機)による電力供給が行われません。ヘッドライトを点灯したまま放置した場合、わずか1時間〜3時間程度でバッテリーの電圧が低下し、セルモーターが回らなくなります。消費電力が小さいスモールランプであっても、一晩(6〜8時間以上)放置すれば完全に放電してしまいます。
【ヘッドライトの確実な消し方とバッテリー上がり予防策】
- オートカット機能(消灯システム)の過信を防ぐ:近年の車種には、エンジンを切り運転席ドアを開けると自動消灯する「オートライト消灯機能」が備わっています。しかし、ドアが半ドア状態であったり、アクセサリー電源(ACC)が入ったままであったりすると、消灯回路が作動せずバッテリーが上がることがあります。
- 旧年式車・軽自動車の手動確認:手動スイッチ方式の車両では、降車時に必ずダイヤルを「OFF」まで戻し、インジケーターが全消灯していることを指差し確認します。
- 警告音(ライト消し忘れブザー)を聞き逃さない:ライトを点灯させたままエンジンを切り、ドアを開けると「ピー」「ポーン」という警告アラームが鳴動します。車を降りる際のアラーム音には必ず耳を傾けてください。
- 万が一バッテリーが上がった場合の備え:ジャンプスターター(モバイルバッテリー型)を車載しておくか、ロードサービス(JAFや自動車保険付帯サービス)の連絡先をスマートフォンに登録しておくと安心です。