ワンフォーオールの本当の意味とは?三銃士の誤解やヒロアカ徹底解説

ワンフォーオールの本当の意味とは?三銃士の誤解やヒロアカ徹底解説

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「ワンフォーオール、オールフォーワン」の英語表記は「One for all, All for one」ですが、その直接的な元ネタとして世界的に著名なのが、フランスの文豪アレクサンドル・デュマが1844年に発表した歴史冒険小説『三銃士(Les Trois Mousquetaires)』です。

作中において、主人公の青年ダルタニャンと三銃士(アトス、ポルトス、アラミス)の4人が剣を重ね合わせ、強大な陰謀に立ち向かう際に交わした誓いの言葉が、フランス語の「Tous pour un, un pour tous(みんなは一人のために、一人はみんなのために)」でした。国家の危機や仲間の窮地において、個々の損得を超えて一致団結する騎士道の連帯責任と誓約を象徴する名言として、後世の文芸や演劇に絶大な影響を与えました。

ただし、歴史学的な調査によると、この概念はデュマの完全な創作ではありません。さらに遡る1618年のボヘミア反乱に関わる書簡や、17世紀初頭のスイス旧同盟におけるラテン語モットー「Unus pro omnibus, omnes pro uno」(1848年のスイス連邦憲法制定前後にも非公式な連邦標語として広く流布)にその原型が存在します。山岳地帯に点在する各州(カントン)が、小国でありながら列強の侵略を防ぐため、「一州の危機は全州の危機であり、全州の結束は一州の防衛のためにある」という集団安全保障の盟約として掲げられたのが真のルーツです。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。