来店者の大半が注文する絶対的エースが、出雲発祥のスタイルを独自にアレンジした「割子そば」です。朱塗りの丸い小椀に盛られた茶そばが段重ねで運ばれてくる姿は圧巻で、卓上に運ばれた瞬間に歓声が上がることも珍しくありません。
段数は「三段」「五段」「七段」から選ぶことができ、それぞれの椀にはとろろ、山菜、ウズラの卵、大根おろし、海老天など、段ごとに異なる多彩な薬味や具材が美しく添えられています。上段から順番につゆを少量ずつ直接回しかけ、器の中で薬味とそばを絡めながら食べ進め、余ったつゆを次の段に移して味の変化を楽しむのが通の食べ方です。
また、川越名物として外せないサイドメニューが「さつまいも天ぷら」です。地元産のサツマイモを厚切りにし、外はサクッと香ばしく、中はホクホクとした自然な甘みを引き出すよう絶妙な火入れで揚げられています。抹茶塩を軽くつけていただけば、茶そばのほろ苦いつゆとの相性は抜群です。