ネット上の掲示板やSNSでは、「非通知着信の直後に186をつけてリダイヤルすると相手につながる」「海外製の特殊な発信者特定アプリを導入すれば非通知の番号が丸見えになる」といった情報が散見されます。しかし、これらの噂はすべて完全な誤情報(デマ)です。
電話網の仕組み上、発信者が「184」を付加して非通知発信を行った場合、中継する電話交換機の段階で受信側端末への番号送出が遮断されます。つまり、電波を受信したスマートフォンの内部には、そもそも相手の電話番号データ自体が届いていません。データが存在しない以上、どのようなアプリを用いても番号を表示させることは技術的に不可能です。
また、「携帯キャリアのサポート窓口に問い合わせれば教えてもらえるのではないか」と考える方も少なくありません。しかし、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルをはじめとするすべての通信事業者は、電気通信事業法第4条に定められた「通信の秘密」を遵守する義務を負っています。契約者本人からの強い要望であっても、個人の電話番号問い合わせに対してキャリアが相手の情報を開示することは法律上固く禁じられています。