売り場に足を踏み入れた来訪者が一様に息をのむのが、プライスタグに刻まれた驚異的な数字です。リビングを彩る8号〜10号サイズの大型観葉植物(パキラ、ウンベラータ、モンステラなど)が、都市部のインテリアショップや百貨店のおよそ3分の1から半額程度の価格帯で所狭しと並んでいます。
とりわけ圧倒的なコストパフォーマンスを誇るのが、贈答用の定番である胡蝶蘭です。通常の花屋であれば2万円から3万円を下らない見事な大輪3本立ちが、1万円を切る驚愕のプライスで日常的に販売されています。開店祝いや移転祝いを控えた法人バイヤーはもちろん、自宅のディスプレイ用に買い求める個人客でレジが賑わう光景は日常茶飯事です。
この安さを支えているのが、産地直送の大規模一括仕入れと中間マージンの完全排除です。全国の主要生産農家から直接コンテナ単位で大量入荷させることで、卸売市場や仲卸、複数の中間業者を介する際に生じる配送コストや手数料を極限までカット。さらに、個別のギフト包装や過剰な店内装飾を行わず、仕入れ時のケースやパレットのまま陳列する倉庫型オペレーションを徹底することで、人件費と管理コストを販売価格へ還元しています。
さらに週末や季節の変わり目には、突発的なセール情報が場内アナウンスや店頭ポップで告知されることも多く、掘り出し物を求める愛好家たちの熱気で溢れかえっています。