Q1:重ね衿は着物と長襦袢のどちらに付けるのが正解ですか?
A1:着物(表着)の本衿の内側に取り付けるのが正解です。長襦袢には「半衿」を縫い付け、その上に着る着物の衿に「重ね衿」を固定して重ねます。
Q2:専用の衿止めクリップが手元にない場合、普通の文房具クリップやヘアピンで代用できますか?
A2:文房具のゼムクリップや金属製ヘアピンでの代用は避けてください。厚みで衿元が不自然に盛り上がるだけでなく、金属のサビや強い摩擦で着物の生地を傷める危険があります。専用クリップがない場合は、小さな安全ピン(裏の縫い代留め)か、しつけ糸での縫い付けをおすすめします。
Q3:振袖で使った豪華な重ね衿を、友人の結婚式で着る訪問着に使い回しても大丈夫ですか?
A3:パールやレース、フリルなどの大きな装飾が付いているものや、3重以上の極端に派手な多色衿は訪問着には不向きです。ただし、シンプルな2色使いや金縁入りの正絹重ね衿であれば、裏返して単色無地の面を表にしたり、落ち着いた色側を出すことで訪問着にも上品に使い回すことが可能です。
Q4:背中心のところで重ね衿が浮いてしまいます。どうすればピタッと沿いますか?
A4:背中心では重ね衿を着物の衿から外へ出さず、衿山と完全に同じ高さか、わずか1ミリ内側に控えてセットするのが浮きを防ぐ最大のコツです。首の後ろで重ね衿を無理に出そうとすると、カーブに沿わずに必ず布が浮き上がってしまいます。