ネット上の情報だけでは見落とされがちな、イーストの実務的な盲点についてもジャーナリスティックに掘り下げておく必要があります。
第1の盲点は、飲食街やナイトスポットへの動線です。仙台の伝統的な繁華街である「国分町」や、老舗の居酒屋がひしめくエリアは主に仙台駅の「西口側」に広がっています。イーストが位置する東口は、近年再開発が進み洗練された飲食店やカフェが増加しているものの、深夜まで賑わう歓楽街へのアクセスには駅の自由通路を横断して西口へ向かう必要があります。夜遅くまで飲み歩く計画を立てている旅行者の場合、移動距離をあらかじめ計算に入れておくことが肝要です。
第2の誤解は、朝食ビュッフェに関する期待値のズレです。直営レストランで提供される朝食は、宮城の旬の食材やご当地メニューを取り入れた質の高いラインナップとなっていますが、宴会場を複数抱える本館(西口)のような超大規模ビュッフェとはコンセプトが異なります。素材の質と適正なポーションを重視したスマートな構成となっており、豪華絢爛な品数の多さだけを求める宿泊客からは「思ったよりコンパクトだった」という声が出ることもあります。しかし、多忙な朝に効率よく上質な朝食を摂りたい層にとっては、動線がコンパクトで選びやすい点が好意的に受け止められています。