最終回で自ら命を絶とうとしたものの、マコトの必死の説得によって踏みとどまり、警察に保護されたヒカル。「IWGPのヒカルは生きてるのか?」という疑問を持つ視聴者も少なくありませんが、彼女は生存しており、刑事責任能力の有無を判断されながら精神療養施設へ収容されました。
その後のヒカルの姿が公式に描かれたのが、2003年に放送されたスペシャルドラマ『池袋ウエストゲートパーク スープの回』です。作中においてヒカルは、緑豊かな療養施設で穏やかな生活を送りながら、少しずつ心の傷を癒やすリハビリを続けていました。
ヒカルとマコトの関係は、単なる加害者と被害者遺族、あるいは恋人同士という言葉では括れない深い情愛で結ばれています。マコトはヒカルが犯した大罪を決して肯定はしないものの、彼女を突き放すことなく面会に訪れ、心を通わせようとします。「池袋のトラブルシューター」として多くの若者と向き合ってきたマコトにとって、ヒカルは最も救いたかった存在であり、彼自身の心に刻まれた消えない傷でもあったのです。