花博と万博の違いとは?実は万博の一種!格付けの真相と2027年横浜の全貌

花博と万博の違いとは?実は万博の一種!格付けの真相と2027年横浜の全貌

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日本人の記憶において「花博」という言葉が強烈なノスタルジーと祝祭感をもって響くのには、歴史的な背景があります。1990年(平成2年)に大阪市鶴見緑地で開催された「国際花と緑の博覧会(EXPO'90)」の存在です。

当時の報道各社の取材データや公式記録を振り返ると、大阪花博は総入場者数2,312万人、参加国・国際機関は83か国・55機関という驚異的な大成功を収めました。バブル経済の絶頂期という時代背景もあり、世界中から集められた熱帯の珍しい植物や、幻の花「青いケシ(メコノプシス)」を見るために連日数万人規模の長蛇の列が形成された光景を記憶している世代も多いはずです。

博覧会史の観点から特筆すべきは、大阪花博が「アジアで初めて開催されたA1クラスの大規模園芸博覧会」であったという事実です。従来の博覧会が重工業やエレクトロニクスといった「人工的な経済成長の誇示」に偏重していたのに対し、1990年花博は「自然と人間との共生」をいち早く提示しました。

この成功によって、日本国内では「花博=超巨大で華やかな国際祝祭イベント」という認知が完全に定着しました。さらに鶴見緑地は閉幕後も広大な都市公園として市民に愛され続け、都市再開発と緑化政策の成功事例として国際的にも高く評価されています。この「成功体験の記憶」があるからこそ、次なるA1花博への期待とハードルは必然的に高くなるのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。