地元警察や消防による現地実況見分が進む中、警察庁のまとめでも近年注意が呼びかけられている農道交通事故の危険性があらためて浮き彫りとなった。事故があった現場は、車両どうしのすれ違いが困難なほど幅員が狭い農道で、当日の早朝は深密な霧と薄暗闇が重なり、視界が極度に悪かったという。現場付近にいた農作業中の住民は「ガシャーンという激しい音の後、水しぶきが上がった。慌てて駆けつけると、車両が斜めに水田へ没していた」と当時の凄惨な状況を振り返る。
警察発表によると、ハンドル操作の誤りか、雨でぬかるんだ路肩の崩落が直接の原因とみられている。中継車を運転していたスタッフと同行していたアナウンサーに大きな外傷はなかったが、現場は緊迫した空気に包まれた。警察は車両の撤去作業を進めるとともに、当時の運行計画や安全確認の手順について詳細な聞き取りを進めている。