現世利益において最も関心が高い「金運」に直結する部位には、人相学上きわめて明快な共通項が存在します。財を集め、留め、拡大していくプロセスは、顔の中央ライン(正中線)周辺の配置に色濃く反映されるためです。
まず筆頭に挙げられるのが、眉間ほくろ強運の理由として語り継がれる「印堂(いんどう・命宮)」の存在です。眉と眉のちょうど中間、仏像の白毫(びゃくごう)に相当するこの位置は、先見の明や直感力、人を惹きつける強力なリーダーシップを司ります。ここに漆黒の生きぼくろが存在する人物は、強い意志力とここぞという勝負所での引き寄せの強さを発揮し、一代で名声と財を築き上げる稀有な運勢を持ちます。周囲を巻き込む圧倒的なエネルギーを放つ反面、自己主張が強くなりすぎる傾向も内包していますが、卓越した求心力は他の追随を許しません。
続いて、お金の出入りを如実に示すのが鼻周りの配置です。ここで押さえておきたいのが、鼻のほくろ金運と散財の真相です。鼻頭(準頭:じゅんとう)は自己の財力を示し、鼻翼(金甲:きんこう=小鼻)は財を蓄える金庫を意味します。小鼻の張った部分にある艶やかな生きぼくろは、生涯を通じて資金繰りに困らない「金運を引き寄せる最強ほくろ位置」として名高い一方、鼻頭の先端や小鼻の付け根に濁った死にぼくろがある場合、入ってきた金額以上の浪費や衝動買いを誘発する散財のサインへと変貌します。「お金が入るのに手元に残らない」という悩みを抱える人は、まさにこの鼻の黒子の状態が影響を及ぼしているケースが少なくありません。
そして、生活の安定度を測る指標となるのが口周りです。口元ほくろ食べ物に困らない理由として親しまれる配置は、唇のすぐ上や口角周辺の「食禄(しょくろく)」に位置します。この黒子は、生涯にわたって衣食住の不自由を感じさせない物質的恵みと、人を心地よくさせる会話術の才能を授けます。食に関するビジネスで成功を収める経営者や、会食の場で大型契約をまとめ上げる交渉人の口元には、例外なく生き生きとした黒子が刻まれているものです。