男塾の魅力は、主人公たちと拳を交えたライバルたちが放つセリフの美しさにもあります。かつて男塾から出陣し、関東豪学連を率いて立ちはだかった伊達臣人(だて おみと)は、作中屈指のカリスマを誇ります。
「この伊達の覇極流奥義、受けてみよ」「敵ながら見事…だが我が槍の敵ではない」といった怜悧な名セリフの裏には、仲間思いの熱い情念が隠されています。驚邏大四凶殺を経て男塾へ復帰し、「男塾に入って初めて本当の仲間を知った」と語る伊達の姿は、単なる強者を超えた漢の生き様を感じさせます。また、盲目の達人・月光や華麗な足技を操る飛燕など、三号生を含めた強者たちの誇り高い言葉も物語に深い陰影を与えています。