低コストで魅力的なダイソー対策だが、ベランダの現状によっては「100均で粘るほど被害が拡大し、かえって大損する」危険な分岐点が存在する。被害状況に応じた明確な判断基準を提示する。
100均グッズでの自力対策をおすすめできる人
- 鳩を見かける頻度が「たまに手すりに留まる程度(休憩鳩・待機鳩)」の初期段階である。
- ベランダにフンが数カ所落ちている程度で、まだこびりついていない。
- エアコン室外機の裏や給湯器の下に、小枝などの巣材が一切持ち込まれていない。
- 総額1,000円〜2,000円前後のDIY作業に手間と時間をかけられる。
直ちに専門の駆除業者に相談すべき人(100均を見送るべきケース)
- すでに巣が作られている、あるいは卵・ヒナが存在する。
- 朝から晩まで鳩がベランダに常駐し、人間が近づいても威嚇して逃げない。
- エアコン室外機の裏から大量のフンと悪臭が発生している。
- 高層階のベランダで、外側からのネット張り作業に転落の危険が伴う。
極めて重要な法的注意点として、日本の鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)により、野生の鳩やその卵を無許可で捕獲・殺傷・撤去することは固く禁じられている。もし100均グッズを買いに行く前に巣の中に卵を見つけてしまった場合、一般人が自力で撤去・処分すると法律違反(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)に問われる可能性がある。卵やヒナが確認された段階で自力対策の限界を超えているため、自治体への申請代行を含む専門業者へ速やかに依頼するのが唯一の正解だ。