鼻の手術痕と並び、ネット上で「がん闘病ではないか」「深刻な内臓疾患を抱えているのではないか」と騒がれたもう一つの要因が、時期によって見せる急激な激痩せです。
特に30代半ばから後半にかけて、頬が削げ落ちたようなシャープな輪郭を見せることが増え、一部の週刊誌やまとめサイトが「激痩せの裏に隠された病魔」といった煽り文句を並べ立てました。しかし、この身体変化の裏にあるのは病魔などではなく、彼の極度にストイックな生活習慣とプロ意識です。
高橋一生は複数のトーク番組(『A-Studio』や『徹子の部屋』など)において、長年にわたり「基本的に食事は1日1食」というルールを貫いていることを明かしています。この食習慣は健康維持と集中力向上のために自ら選択したものであり、消化器官に負担をかけず、研ぎ澄まされた感覚を保つためのコンディショニング手法です。
さらに、映画やドラマの役柄に合わせた肉体改造も徹底しています。病弱な役や極限状態に置かれた人物を演じる際には、水分摂取量や食事量を緻密に制限し、徹底的に体を絞り込みます。代表作である『岸辺露伴は動かない』シリーズで見せる、まるで漫画から抜け出してきたかのような鋭利なシルエットも、計算され尽くした自己節制の賜物です。卓越したプロ意識による減量が、事情を知らない外野の目には「重病による衰弱」と誤認されてしまったのが実態です。