都市社会学において、家でも職場でもない第三の居場所を「サードプレイス」と呼びます。かつてコンビニが目指したイートインは、誰もが気軽に立ち寄れるサードプレイスの最小単位でした。しかし、善意とモラルを前提とした無償の公共空間は、極限まで効率化と省人化を求める現代の小売ビジネスモデルとは相容れなかったというのが、一連の動向が示す社会的な教訓です。
店舗側に過度なホスピタリティを無償で期待する時代は完全に終わりを告げました。利用者は現状のルールを正しく理解し、賢く使い分ける必要があります。
【プロの結論】コンビニイートインの利用に向いている人・避けるべきシーンの判断基準
- 現在もイートインの利用に適している人・状況:
- 郊外の大型ロードサイド店等で、購入直後の軽食を短時間(15分以内)で済ませたいドライバー
- 利用時間制限(30分等)を厳格に守り、スマートフォンの短時間充電やメモの確認を整然と行えるビジネスパーソン
- 購入前のレジで迷わず「店内飲食(10%)」を宣言し、ルールを順守できる人
- 利用を避けるべき・他の施設を選ぶべきシーン:
- パソコンを開いて1時間以上のテレワークやWeb会議を行いたい場合(近隣の有料コワーキングやカフェを利用すべき)
- 友人同士での長時間の談笑、ゲームの対戦、飲酒を伴う休憩(飲食店や居酒屋の利用が必須)
- 都心部の駅前店舗で、確実な座席の確保や電源供給を期待している時(最初から有料喫茶店を視野に入れるべき)