2023年水10ドラマ徹底比較!日テレVsフジ激突の勝敗と名作の真相

2023年水10ドラマ徹底比較!日テレVsフジ激突の勝敗と名作の真相

2023年水10ドラマ徹底比較!日テレVsフジ激突の勝敗と名作の真相に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

ネット上のまとめや当時の言説において、しばしば「フジテレビの水10は視聴率爆死で大失敗だった」あるいは「日テレ水10の視聴率は壊滅した」といった極端な言説が見受けられます。しかし、これらは放送産業の構造転換を見落とした重大な誤解です。

最大の盲点は、「リアルタイム世帯視聴率の低下=ドラマの失敗」という旧来の評価軸の崩壊にあります。

2023年当時、民放各局は広告主へのセールス指標を「世帯視聴率」から「コアターゲット(13〜49歳)視聴率」および「TVer等での見逃し配信再生数」へと完全にシフトさせていました。フジテレビの『パリピ孔明』は世帯視聴率こそ4〜5%台にとどまったものの、配信広告収入とF1・F2層へのリーチにおいて極めて高い費用対効果を叩き出していたのが現場の実態です。

日テレが後に水曜22時枠のドラマを終了させた理由も、「ドラマが不振だったから」ではなく、「若い世帯が集まる土曜21時・22時枠へドラマを集約し、平日の水曜はバラエティと音楽番組で幅広い世代を取り込む」という全社的なタイムテーブル改革の一環でした。当時の制作現場は敗北どころか、質の高い作品を最後まで送り届けていたのです。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。