サイゼリヤ歴代メニューの歴史を紐解くと、それは常に「合理化と本格イタリアンの融合」を追い求めてきた試行錯誤の軌跡であることが分かります。創業者の正垣泰彦氏が千葉県市川市の小さな洋食店からスタートさせた当時、価格を7割引きにした瞬間に大行列ができた原体験が、同社の「安くて美味しい料理」への執念の原点です。
過去のサイゼリヤ昔のメニュー一覧を振り返れば、時代ごとに多彩な料理が並んでいました。かつてはパエリア風のライス料理や、骨付きチキンの煮込み、具材が山盛りのサラダなど、仕込みに手間がかかる皿も数多く存在しました。しかし、国内外に1,000店舗を超える巨大チェーンへ成長する過程で、厨房での調理工程を極限までシンプルにするオペレーション改革が進められます。
「包丁を使わない厨房」を設計し、ソースやドレッシングを自社工場で一括管理することで、どの店舗でもブレのない美味しさを提供する体制が整いました。メニュー数がかつてより絞り込まれているのは、ロスを減らし、食材の回転率を高めて鮮度を保つための研ぎ澄まされた企業努力の結果です。