同院の歩みを紐解くと、現在の深津町7-5への移転・新築が大きな転換点であったことが分かります。2012年、手狭になっていた旧施設からの移転建て替えを経て開設された現在の病院建物は、十分な病床面積とリハビリテーションスペース、動線を考慮した近代的な医療空間として設計されました。
西宮北口エリアは、阪急神戸線と今津線が交差する交通の要衝であり、関西屈指の住みやすい街として知られます。一般的に、180床もの療養病棟や51床の回復期病棟を抱える施設は、広大な敷地を求めて郊外や山手、バスで30分以上かかるようなエリアに建設されるケースが少なくありません。しかし、西宮敬愛会病院は西宮北口駅から徒歩でアクセスできる平地に位置しています。
敷地内には外来受診者や面会者向けの駐車場も完備されており、名神高速西宮ICや山手幹線からの車移動にも適しています。この「通いやすさ」は、毎週のように家族の元へ足を運ぶ必要がある長期入院患者の家族にとって、何物にも代えがたい負担軽減となります。
また、同院の採用情報に目を向けると、看護師求人や理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の募集が定期的に行われています。急性期病院のような過酷な夜間救急の連続に疲弊した看護師が、患者一人ひとりと時間をかけて向き合う看護を求めて転職してくるケースも多く、チーム医療を通じたリハビリ・生活支援の定着が図られています。