投資家向けアプリ「moomoo証券」のコミュニティやSNS、各種スレッドに寄せられた現場のリアルな証言を検証すると、表面的な株価の上下動だけでは見えない個人投資家の葛藤が浮き彫りになります。
「半導体ブームに乗ろうと意気込んでエントリーしたが、DRAMと違ってNANDは価格競争が激しく、決算発表のたびに胃が痛む。掲示板の強気な投稿を信じてナンピンしたが、底値が見えない時期は本当に生きた心地がしなかった」(30代・個人投資家)
「東芝メモリ時代からの技術力は疑いようがない。三重県四日市工場や岩手県北上工場の設備投資ニュースを見るたびに期待が高まるが、マーケットの評価は冷徹。米ウエスタンデジタル(現サンディスク部門)との協業や合弁の行方が複雑で、個人が掲示板の情報だけで売買するのは極めて危険だと痛感した」(50代・元電機メーカーエンジニア)
掲示板上では「明日はストップ高」「もう一段の暴落が来る」といった極端な意見が目立ちますが、実際に取引しているベテラン投資家ほど、需給バランスと製造原価の変動を冷徹に見極めようとしている実態が窺えます。