駄菓子屋ゲーム博物館の大きな魅力は、財布に優しい極めて良心的な料金設計にあります。一般的な博物館のような高額な入場料は設定されておらず、誰でも気軽に昭和の日常空間へ飛び込める仕組みが維持されています。
入館時には、維持管理費への協力金と専用メダルがセットになった数百円程度のチケットを購入します。館内のゲームは、当時のまま1プレイ10円または専用メダルで動作するものが大半を占めており、1,000円札が1枚あれば何十回ものドラマと緊張感を味わうことが可能です。
店内の主役といえば、1970年代から80年代にかけて子供たちを熱中させた「新幹線ゲーム」シリーズです。10円玉そのものをパチンコ玉のように左右のレバーで弾き、東京から博多までの各駅に設けられた穴を潜り抜けていく名機中の名機。ゴールまで到達した瞬間にカシャンと吐き出される記念メダルの重みは、アプリのガチャ演出では決して味わえない強烈な達成感を与えてくれます。
さらに、ルーレットの光が駆け巡る「ピエロ」や、的を射抜くシューティングゲーム、サイコロの出目で日本列島を統一する「国盗り合戦」など、歴史的な名作が所狭しと並んでいます。ゲームで見事勝利して獲得したメダルは、店内のカウンターで昔懐かしい駄菓子や特製おもちゃと交換できる点も、子供の頃の体験を完全に再現しています。