SNSや知恵袋、取材班による現場ヒアリングでは、大江戸線通勤者から切実な声が数多く寄せられています。多くの乗客を苦しめているのは、単なる混雑率の数字ではなく「リニア地下鉄特有の車体サイズの狭さ」と「地下深層駅ならではの移動心理」です。
「大江戸線は天井が低くて横幅も狭いから、混雑率130%でも他線の160%くらいに感じる。息苦しくてパニックになりそうだったが、1号車に変えてから空間に余裕ができて心拍数が落ち着いた」(30代男性・IT企業勤務)
「六本木駅はホームから改札までエスカレーターを3本乗り継ぐだけで5分以上かかる。階段に近い4号車に乗らないと遅刻しそうになるけれど、乗車中の圧迫感はまさに生き地獄」(20代女性・広告代理店勤務)
特に地下約42メートルの深さにホームがある六本木駅や、JR線・京王線・小田急線への長大な連絡通路を抱える新宿駅では、「改札やエスカレーターに近い位置で降りたい」という心理的重圧が乗客に強く働きます。この強固な心理バイアスが、中央部(4・5号車)への過剰な集中を生み出し、結果として両端の車両をがら空きのまま走らせる構造的歪みを生み出しているのです。