2001年6月3日、東京競馬場。雨上がりの重馬場で行われた第68回東京優駿(日本ダービー)は、競馬史に残る壮絶な一戦となった。漆黒の馬体を誇るジャングルポケット(競走馬)は、直線で大外から一気に抜け出し、ライバルたちの追撃を突き放した。角田晃一騎手の手綱に応え、ゴール板を駆け抜けたその力強い脚色は、まさに21世紀最初のダービー馬にふさわしい王者たる威厳に満ちていた。
同年秋のジャパンカップでは、絶対王者テイエムオペラオーをゴール直前で差し切る快挙を達成。3歳馬として頂点に立ったその走りは、ファンに強烈なインパクトを残した。全盛期の勢いと荒々しいまでの末脚は、血統のロマンとともに今なお競馬ファンの心に深く刻み込まれている。