起きてしまった喉の痛みに対しては、粘膜の炎症を鎮める即効性のアプローチが求められます。
初期対応として効果的なのが、「ぬるま湯や生理食塩水でのうがい」です。殺菌力の強すぎるポビドンヨード系うがい薬は、喉の常在菌まで破壊して粘膜を刺激することがあるため、炎症があるときはアズレンスルホン酸ナトリウム配合の抗炎症うがい薬やトローチを選ぶのが鉄則です。また、抗菌作用と保湿力に優れた純粋はちみつをスプーン1杯ゆっくり舐めることも、粘膜保護に直結します。
痛みが強く日常生活に支障が出る場合は、ドラッグストアで購入できる市販薬を活用しましょう。喉の腫れと痛みに直接作用する「トラネキサム酸」や、痛みを素早くブロックする「イブプロフェン」を含有した内服薬が選択肢となります。漢方薬では、喉の乾燥と咳に潤いを与える「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」や、初期の熱感を抑える「銀翹散(ぎんぎょうさん)」が優れた効果を発揮します。