ドラム式洗濯機において水がチョロチョロとしか出ない場合、タテ型とは異なる特有の制御システムが影響しているケースがあります。ドラム式は極めて高度な節水制御を行っており、投入された洗濯物の重量や吸水速度をリアルタイムで検知しながら注水量を細かく調整しています。
衣類の量が多すぎる場合や、撥水性の高いナイロン素材がセンサー部分を覆っていると、給水エラー(各社エラーコード:Panasonic系なら「U14」、日立系なら「C01」、東芝系なら「4E」など)が発生し、断続的にしか水が出なくなる現象が見られます。
さらに見逃せないのが、本体内部の「エアトラップ(水位センサーへ空気圧を送る配管)」への糸くず蓄積です。ドラム底部からセンサーへ繋がる細いパイプに洗剤カスや繊維クズが詰まると、槽内に水が入っていないにもかかわらず「すでに満水である」と基板が誤認し、給水弁を強制的に閉じてしまいます。槽洗浄コースを専用クリーナーで定期的に実行し、内部配管の汚れをリセットすることが予防策として極めて有効です。