「ナンバープレートの数字を入力するだけで、瞬時に持ち主の名前と住所が表示される無料サイトがあるのではないか」という期待は、完全に打ち砕かれます。結論を明確に言えば、一般市民がインターネット経由でナンバープレート所有者特定を無料で行う手段は、日本のいかなる公的機関も提供していません。
かつてネット黎明期には、グレーな情報掲示板や名簿屋のデータベースをもとにした怪しい照会サービスが話題に上ることもありました。しかし、国土交通省が厳格に管理する「自動車登録ファイル」は強固なセキュリティに守られており、外部の検索エンジンや民間のWebサイトから直接アクセスすることは技術的にも法的にも不可能です。現在、検索エンジン上で見かける「ナンバープレート検索アプリ最新」といった見出しを掲げるサイトのほとんどは、クリック報酬を目的としたアフィリエイトサイトや、個人情報・クレジットカード情報の詐取を狙うフィッシングサイトであるのが実態です。
また、普通車ナンバー検索の真相を法的な観点から見ても、国交省が管理する公的データを民間業者が勝手にスクレイピングして公開することは、個人情報保護法および道路運送車両法に真っ向から違反します。無料検索の甘い言葉の裏には、マルウェア感染や高額請求トラップなどのサイバーリスクが潜んでいることをまず認識しなければなりません。