リンスとトリートメントの違いとは?髪質が変わる正しい順番とケア法

リンスとトリートメントの違いとは?髪質が変わる正しい順番とケア法

リンスとトリートメントの違いとは?髪質が変わる正しい順番とケア法の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

毛髪は外側からキューティクル(毛表皮)、コルテックス(毛皮質)、メデュラ(毛髄質)の三層構造で成り立っている。ヘアケア製品がこの構造のどこにアプローチするのかを理解することが、製品選びの原点となる。

リンスの主目的は、シャンプー直後のきしみを抑え、毛髪の表面に油分を補給してすべりを良くすることにある。弱酸性の液性によってアルカリ性に傾いたキューティクルを引き締め、静電気の発生やホコリの吸着を防ぐ。対してトリートメントは、日常の紫外線やカラー、パーマ、熱ダメージによってコルテックス内に生じた空洞(ダメージホール)に、低分子の加水分解ケラチンやCMC(細胞間脂質)類似成分、アミノ酸を浸透させて内側から密度を高める働きを持つ。つまり、髪の内部補修とキューティクル保護という明確な住み分けが存在する。

ここで多くの人が抱くのが、「ではコンディショナーの役割は何なのか」という疑問だ。日本の化粧品工業界における大まかな区分では、コンディショナーはリンスの発展形と位置づけられる。リンスが単純な表面コーティングにとどまるのに対し、コンディショナーは表面の保護力を強化しつつ、ごくわずかにキューティクル表層への保湿・補修効果を付加している。現在、ドラッグストアで純粋な「リンス」の品数が減少し、「コンディショナー」へ移行しているのは、生活者の髪に対するダメージケア要求が高まった歴史的経緯によるものだ。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。