発祥の地・唐船峡から穴場まで!鹿児島そうめん流しの完全ガイド

発祥の地・唐船峡から穴場まで!鹿児島そうめん流しの完全ガイド

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今や全国的に知られる円形テーブルの仕組みだが、その根底には一人の男の情熱とアイデアがあった。1962年(昭和37年)、当時の開聞町(現在の指宿市)の助役であった井上広倫(いのうえ ひろみち)氏が、水圧を利用して器の中でそうめんを回転させる装置を発明したのがすべての始まりだ。

竹を使った流しそうめんは人手がかかり、設置場所も限定される。そこで指宿市役所の関係者や地元有志が一体となり、水資源を有効活用した「回転式そうめん流し」の普及に乗り出した。特許を取得したこの画期的なシステムは一気に広まり、鹿児島を代表するユニークな郷土料理として定着していったのだ。伝統を維持しつつ技術で課題を解決したこのイノベーションは、半世紀以上が経過した現在も色褪せることなく受け継がれている。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。