ヒール(悪役)としてキャリアをスタートさせながら、最終的に日本中から愛される存在となった背景には、彼の「嘘がないファイトスタイル」がある。どんな相手であれ、どんな地方会場であれ、常に全力を出し切る姿勢。その愚直なまでの誠実さが、日本のファン特有の判官贔屓やプロフェッショナルへの敬意と共鳴した。
テキサス州出身の外国人が、いつしか日本の昭和文化の一部として溶け込んでいく。入場曲「サンライズ」が会場に流れるだけで生まれるあの一体感は、スポーツエンターテインメントの歴史においても極めて稀有な現象だったと言える。