痛みを最小限に抑え、不可逆な機能障害を防ぐための肩の筋を痛めた際の治し方は、正確な診断に基づく段階的アプローチが鉄則です。
まず、肩の筋が痛いときは何科を受診すべきかという点について、迷わず「整形外科」を選択してください。一般的なレントゲン検査では骨の異常しか映らないため、腱や筋肉の損傷を確定診断するには、超音波(エコー)検査や高解像度MRI検査が完備された医療機関を選ぶことが肝要です。
医療機関での標準的な治療ステップは以下の通りです。
- 消炎鎮痛と局所の安静:内服薬や外用薬に加え、痛みが強い場合は肩峰下滑液包内へのステロイド注射やヒアルロン酸注射を行い、早期に炎症スパイラルを遮断します。
- 適切なポジショニング:夜間痛に対しては、仰向けで寝る際に痛む側の肘の下に折りたたんだバスタオルを挟み、腕が後方に垂れ下がらないよう前方に保持すると痛みが劇的に和らぎます。
- 理学療法士によるリハビリテーション:炎症が落ち着いた段階で、肩甲骨の可動性を引き出す運動や、残存するインナーマッスルを強化する「痛みの出ない範囲でのアイソメトリックトレーニング」へと移行します。