角屋の歴史は、単なる老舗餅菓子店の枠に留まりません。天正年間の茶屋創業から代々受け継がれた発酵・醸造の技術(味噌・醤油造り)を土台に、1997年にクラフトビール事業へと進出したのが二軒茶屋餅 21代目 鈴木成宗氏です。
立ち上げ当初は様々な苦難に直面しながらも、微生物学の研究と妥協なき品質管理を徹底。その結果、生み出された伊勢角屋麦酒 クラフトビール(ISE KADOYA BREWERY / 通称:イセカド)は、世界三大ビール審査会をはじめとする国際コンペティションで多数の金賞に輝き、日本を代表する最高峰ブルワリーとして世界中にその名を轟かせています。
440年続く「餅」の伝統を守りながら、クラフトビールという「革新」で新たな食文化を切り拓くハイブリッドな事業構造は、地方老舗企業の事業承継およびブランディングの先駆モデルとして経済界からも高く評価されています。