カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ育ったジェイドは、わずか7歳の頃に地元のダンスカンパニーで才能を見出され、CMやテレビドラマの端役からキャリアをスタートさせました。ジェイド・ペティジョン 子役時代の代表作といえば、2012年の映画『アメリカン・ガール:マッケナ・シュート・フォー・ザ・スターズ(An American Girl: McKenna Shoots for the Stars)』です。体操選手としての挫折と再生を描いた同作で主役に抜擢され、身体能力の高さと繊細な感情表現で一躍脚光を浴びました。
その後、世界的な知名度を決定づけたのが、2016年から放送されたテレビシリーズ『スクール・オブ・ロック』です。タンバリンを担当しながらバンドの経営的ブレインとして奮闘するサマー役を軽妙に演じ、全米ティーンの憧れの的となりました。
しかし、彼女の真価が発揮されたのはその後のステップです。10代後半以降、意図的にアイドル的な役柄から距離を置き、難易度の高いキャラクターに挑戦し続けました。
映画『デストロイヤー(Destroyer)』では、ニコール・キッドマン演じる心身ともに荒廃した女性刑事の愛娘シェリー役に抜擢。荒んだ環境で葛藤する思春期の少女を鬼気迫るリアリティで演じ、映画批評家から「名優キッドマンと対等に渡り合う若き才能」と絶賛されました。
さらにHuluの傑作ミニシリーズ『リトル・ファイアー・エブリウェア(Little Fires Everywhere)』では、リース・ウィザースプーン演じる完璧主義な母親の長女レクシー・リチャードソン役を担当。裕福な家庭で育ちながらも無自覚な特権階級の闇を抱える複雑な女子高生を立体的に体現し、ドラマ批評界に強いインパクトを与えました。
続いて出演したABCのサスペンスドラマ『ビッグ・スカイ(Big Sky)』では、誘拐犯に囚われながらも知恵と勇気で生き延びようとする少女グレース役を熱演。緊迫したサバイバルシーンで見せた気迫に満ちた演技は、視聴者の心を強く揺さぶりました。